今日、私立医科大学における医学・医療をめぐる環境は極めて厳しいものがあり、医学教育改革(卒前・卒後)、医学研究体制の整備・充実をはじめとして大学病院医療のあり方等々数多くの極めて困難な問題に直面している。これらの諸問題は何れも私立医科大学の財政にますます負担を強いる結果となり、大学財政は重大な危機を迎えているといっても過言ではない。かかる現状を打開するために当協会は、加盟全大学の総力をあげてその対応に取り組んでいるところである。

 さらに、国民の疾病構造の変化、高齢化社会の到来、医療に対する国民のニーズの多様化、医師数削減の問題など複雑多岐にわたる医療環境の変化にも対応するなど、私立医科大学および大学附属病院の役割と責任はいよいよ重大である。

 このような状況を考えるとき、当協会は医科大学関係者の意見集約に今後は止まることなく、広く各分野で活躍される人々との対話を深めることにより、私立医科大学における現状に対する理解と支持を集めて大学所期の目的達成に向けて邁進することとしている。