医大協について

ご挨拶

一般社団法人
日本私立医科大学協会 会長
寺野 彰

 本協会の沿革について少し述べたいと思います。戦後の1954年(昭和29年)頃から既設13大学の私立医科大学学長・病院長が一堂に会し、大学並びに病院の運営に関する共通の問題点を討議する学長・院長会議が作られ、その後、現協会の前身ともいうべき会が「私立医科大学協会例会」という形で発展して参りました。また、この会議と並行して、事務サイドの情報交換の場として管理部会が設置され積極的に活動を続けて参りました。
新設医科大学が1970年(昭和45年)以降、次々と創設される中、1973年(昭和48年)9月に文部大臣から設立許可を受け、同年11月に協会創立総会が行われました。1978年(昭和53年)に協会の加盟大学は29大学となり現在に至っております。
このような経緯の中、私立医科大学の教育、医学研究及び大学経営に関する研究調査、並びに協会加盟大学間相互の連携と協力によって、私立医科大学、医学部の振興を図り、その使命達成に寄与し、医学及び医学教育の進歩発展に貢献することを目的とした一般社団法人として活動しております。
 現在、我が国の私立医科大学における医学・医療を巡る環境は極めてきびしいものがあります。医の倫理、医師の地域偏在・診療科偏在問題、医師の働き方改革(臨床系教員の働き方改革)、医療における控除対象外消費税負担問題、医療安全対策、など多くの課題に直面しています。
これら諸問題の解決・対応には、私立医科大学の財政状況並びにマンパワー面において多くの努力を強いることとなり、大学財政と運営は重大な危機を迎えている訳であります。
 さらに、国民の疾病構造の変化、高齢化社会の到来、医療に対する国民のニーズの多様化など複雑多岐な医療環境の変化にも対応するなど、私立医科大学及び大学附属病院の役割と責任はいよいよ重大となって来ております。
 これらの非常に重い、重要な諸課題が山積する中、皆様のご協力の下、我が国の医療に役立つ、そして私立医科大学・医学部の発展に資する活動を展開して参ります。